香牌ペンダントとは
香牌ペンダントは、香珠と同じ生地から作る小さな板状の練り香です。白檀と沈香の粉に、天然のつなぎである楠木の樹皮粉と少量の蜂蜜・水を加え、なめらかになるまで練って寝かせ、型に押し込みます。成形後は日陰でゆっくり乾燥させ、整形して縁を磨き、紐を通す穴を開けるか、輪を取り付けます。焚くことはありません。身に着けるか、吊るすか、持ち歩くもので、香りは木材そのものから生まれます。
珠に比べると、香牌はブランドが使える面がはるかに広くなります。40 mmの面があれば、模様、文字、ロゴを載せられます。そのため、ギフト用途や、デザインされた見た目の香りの雑貨を求めるブランドの最初の選択肢になることが多いラインです。
配合と、その比率の理由
| 原料 | 割合 | 役割 |
|---|---|---|
| 白檀粉 | 約50% | 主となる香り。クリーミーで乳白色の木の香り |
| 沈香粉 | 約10% | 奥行きと、より暗い樹脂のニュアンス |
| 楠木粉のつなぎ | 約30% | 形を保つ。浮き彫りを鮮明に保つため、珠より割合が高い |
| 蜂蜜と水 | 約10% | 押し型の際の可塑性 |
香牌では、細かな浮き彫りを成立させるために、型の縁まで行き渡り、乾燥後もその形を保つ生地が必要となり、珠よりつなぎの割合が高くなります。木粉が大半を占める香牌では、角が崩れてしまいます。上の表は標準仕様で、プログラムごとに書面で確認します。白檀のみの仕様や、沈香の割合を変えた仕様もサンプルで試作できます。つなぎについては楠木粉のガイドをご覧ください。
サイズ・形・重さ
香牌は一般に直径30〜50 mm、厚さ3〜6 mmで作ります。薄い香牌は軽く、ネックレスに向きます。厚い香牌は深い浮き彫りに耐え、記念品のような存在感があります。丸、楕円、四角、長方形、葉形が一般的で、ご希望の輪郭に合わせた型も製作できます。重さはサイズと厚みによって変わり、標準範囲でおおよそ4〜12 gですが、サンプルで実測します。上部に穴を一つ開けて紐を通します。車やバッグ用には、生地が柔らかいうちに金属の輪を埋め込むこともできます。
浮き彫り型とロゴ陰刻
香牌の装飾には二つの方法があり、併用もできます。
- 浮き彫り型。 模様を型に彫り込み、生地がその形を写し取ります。蓮、竹、雲、文字、シンプルな幾何学模様などが使えます。型は一度きりの準備費用で、300個以上のロットに向いています。
- ロゴの陰刻。 仕上がった表面にロゴを彫り込む方法で、少量ロットや細かな文字に適しています。木材が主体の素材なので、線の高さが約1.5 mm未満の非常に小さな文字はにじむ場合があります。ベクターデータをお送りいただき、試作を一度行う前提でお考えください。
- 縁と表面の仕上げ。 自然なマット仕上げ、軽い研磨仕上げ、または彫り線に薄く色を入れてロゴを写真で読みやすくする仕上げがあります。
デザインデータの条件、最低数量、型の製作期間は、OEM・プライベートブランドの工程に含まれます。
紐・タッセル・セット
香牌がネックレスになるか、キーホルダーになるか、壁飾りになるかは、紐で決まります。太さ1.0〜1.5 mmのワックスコットンはネックレス向きで、タッセル付きの太めの組紐はバッグや車のミラー向きです。タッセルはブランドカラーに合わせられます。カードに3枚または6枚を並べたセットや、小箱に1枚を入れた形が、一般的な小売の形態です。スリーブ、箱、カード台紙はパッケージ・ギフトボックスをご覧ください。
取り扱いと保管の注意
香牌は、長時間の直射日光、熱源、水を避けてください。車内に吊るす場合は、日の当たらない位置にしてください。高温の車内では生地が乾燥し、ヘアラインのひび割れが生じることがあります。使わないときは密封袋に入れておけば、適切に保管することで香りが長年保たれます。これらの注意は、カードに印刷しておく価値があります。
検品とご注文
出荷前に、当デスクはロットごとに、輪郭と厚み、浮き彫りの鮮明さ、表面のひび割れやカビ、穴の位置、紐の適合、香りを保管サンプルと照合して確認します。試験・検品をご覧ください。ブランド加工の香牌は通常1デザイン約300〜1,000個から、在庫デザインは50〜200個からで、型製作が加わると準備工程が一つ増えます。サイズ、数量、デザインデータは見積もりフォームからお送りください。
