定義
合香珠とは、合香、つまり二種類以上の香りの粉を植物性のつなぎと少量の蜂蜜で固め、手で丸め、穴を開けて乾燥・熟成させたお香から作る珠です。中国語では、この技法を合香(hexiang、文字どおり香を合わせること)と呼び、製品を合香珠と呼びます。大事なのは「調合」という言葉です。単一の木材だけで作った珠は単一素材の珠であり、合香珠は、メインとなる本体、それを支える香り、保留剤を持つ香水のように組み立てられています。焚くのではなく身に着けるものなので、香りは体温、摩擦、そして揮発性の成分が珠の中をゆっくり移動することで生まれます。
合香の伝統
中国の合香には、長い文字の歴史があります。宋代と明代の処方集、たとえば陳氏香譜(Chen Shi Xiang Pu)や香乗(Xiang Sheng)には、木、樹脂、香草、ときには果実を組み合わせた処方が、両と銭の分量とともに載っています。その大半は焚くためのものですが、原料を釣り合わせる考え方は、練香や珠を含む、押し固めたり丸めたりする形態にも受け継がれました。現在この技法は、福建・広東の線香産地の工房と、伝統を継ぐ職人たちによって受け継がれています。歴史的な文献は古代の香方で取り上げています。
配合の構造
よく作られた配合には、ランダムな列挙ではなく役割があります。役割が分かれば、配合表は読みやすくなります。
- ベース。 性格を決める主体の木の粉です。クリーミーで乳白色の調子なら白檀、暗く樹脂的な調子なら沈香です。白檀ガイドと沈香ガイドをご覧ください。
- つなぎ。 楠木の樹皮粉で、標準的な珠では粉の約25%を占め、粉を加工しやすい生地に変えます。
- 可塑剤。 少量の蜂蜜と水で、生地をなめらかに保ち、ひび割れを減らします。
- アクセント。 トップノートを形づくる、少量の植物、花、果実です。
- 保留剤の性格。 樹脂的な原料が香りの放出を遅らせ、珠に持続力を与えます。
形態
合香は、いくつかの形に成形できます。丸い珠はブレスレットやネックレスに、型で押して陰刻を施すこともある香牌はペンダントや吊り飾りに、練香は焚く用途や香袋に、バラ売り珠は自社で仕上げるバイヤーに向きます。同じ配合を複数の形で供給できることが多いものの、乾燥時間と重さは形態によって変わります。DIY用バラ売り珠とオリジナル調合香をご覧ください。
配合表の読み方
このページに掲載している配合は一般的な例であり、固定のレシピではありません。割合は乾燥状態の混合物の重量比です。通常、このような表には、原料、その割合、産地または等級、付随する申告が記載されます。表は、各行で何を見るべきかを説明しています。
| 行 | 分かること | 確認すべきこと |
|---|---|---|
| ベースとなる木の割合 | 香りの性格とコストの方向性 | どの樹種か、ロットごとの産地は |
| 沈香の割合 | 奥行きと持続力 | ロットごとのCITES書類、粉の等級 |
| 楠木のつなぎ | 構造と硬さ | 粉全体に占める割合、供給元の安定性 |
| 蜂蜜と水 | 丸める際の可塑性 | 蜂蜜の等級、食事やビーガンに関する制限 |
| アクセント | トップノートと色 | 植物の名称、アレルゲンの懸念 |
| 合計 | 混合物全体に一致するはず | 基準は乾燥重量か湿潤重量か |
割合が似た二つの配合表でも、等級、産地、熟成によって香りは異なる場合があります。承認した配合のすべてに保管サンプルが付くのは、そのためです。
よくある誤解
合香珠を初めて見るバイヤーから、三つの点がよく挙がります。第一に、色は品質の指標ではありません。淡い色の珠が濃い色の珠より弱いわけではなく、色は粉と仕上げによって決まります。第二に、袋から出した時点で強く香ることが目的ではありません。良い珠は腕の長さの距離では静かで、肌に触れて開きます。第三に、表面がなめらかで光沢のある珠は疑問を持つべきです。漆や接着剤の被膜が香りを隠していることがあるためで、植物由来の珠では、マットでわずかにざらついた表面が普通です。接着剤が加えられているかの確認方法は、楠木のつなぎのページで説明しています。
配合表から珠まで
配合表が承認されると、珠は七つの工程を経ます。原料の準備、日陰干しと粉砕、調合、約24時間の休ませ、丸めと穴あけ、5〜10日の日陰干し、研磨と熟成です。詳細は香珠の作り方にあります。標準仕様では合成香料油と工業用接着剤を除外しており、注文ごとに書面で確認します。
ご注文にあたって
在庫の調合は1デザイン約50〜200本のブレスレットから、オリジナル調合は試作を含め約500個からです。これらは標準的な参考範囲で、書面で確認します。まずは見積もりフォームからどうぞ。
